
天気予報ではお昼頃から雨から曇りの予想だった。一応車にザックを載せて雨が止むまで温泉に浸かって、後は様子を見ながらカメラの練習もかねて花散策と決めて出かけた。温泉に向かう途中でふと思い出してミツマタ畑を覗いてみると、まだ少しは早くて白玉の蕾のままだった。


温泉にまったり使った後に施設の外に出るとまだ霧雨のような細かい雨が降っていた。以前から食べてみたかった近くのラーメン。過去に2回臨時休業でフラれてしまってなかなか口にすることができなかったので、3度目の正直で行ってみるとやっと開いていた。店主が一人でやっているのでコミック本をさらっと1冊読むくらい待ったけれど、あっさり素朴な味で満足。
そのラーメン屋を出てもまだ少し雨が残っていたので、山歩きのモードから完全に花散策のモードに気持ちを切り替え、とにかく近くにある花の咲いてそうな場所を巡ってみる。
香川用水記念公園はさすがに人影はなく、花も一番端にある花木園に梅の花が咲いている程度だった。



他には唯一広場の前のモニュメントがパンジーで彩られていた。

公園をあとに帰り道にある福成寺に寄り道。讃岐寒桜で有名なお寺の横の水橋池の土手に咲く桜。こちらもあともう少しといった感じだろか。
ただいつものメジロは元気に花から花へと飛び移っていた。こんな時はやはり望遠レンズが欲しいな~と、道路を挟んでお寺の境内から、大きなレンズで撮影している人の姿を見て羨ましく思う。




時間はもう15時前。仕方がないので花散策もこれで終わりにしての帰り道、国道の北側に鉄塔の並ぶ背の低い山が見えた。『たしかWOC登山部で以前に登った竜王山だったかな?』なんて思いながら、『そう言えば登った時はまだYAMAPを使っていなくて、山頂ポイントはゲットしていなかった』とふと考えた。そう思うと自然と登山口に向かってハンドルを切っていた。
墓地の駐車場に車を停めてスタートする。時間は14時50分。こんなに遅くにスタートするのはいまだかつてなかったかもしれない。YAMAPのコース図を見ると綾歌竜王山から横山、大原まで縦走して折り返して来ても、コースタイムは2時間弱。17時までには、暗くなる前には戻って来られるだろうとふんでスタートする。登山口には大きな立て看板。



その看板に沿って坂道を登って行くと道の脇に龍王神の鳥居があった。鳥居からは次第に坂道の傾斜が急になってくる。道の横の案内看板には『ゆるやかな坂道が続いている・・・』と書いてあったが、何のことはない意外と急で息が切れてきた。少し開けた場所からは正面に飯野山がドーンと腰を下ろしている。


九十九折れの路には所々で丸太のベンチが置かれていて、途中の展望所からは左手に城山・猫山の麓にレオマ。少し視線を右に移すと頭が雲に隠れた大麻山やその横に善通寺五岳が見えた。



展望所からもくねくねと登って行くと竜王社。その石祠からしばらく歩いて行くと、に阿波竜王山頂 三等三角点 奥川内 255.10m 山頂らしくない周りを木々に囲まれた場所だった。



竜王山からは雨の後、まだ乾いていない落ち葉の上を一旦下って行くと、大きなずんぐりした形の電波塔の横に出る。さらに下って行くと今度はノッポの電波塔。その施設のフェンスの横を通ってまっすぐ進んで行くとコースから外れてしまう。手前の道の脇に巻かれた赤テープを目印に木々の中へと入って行く。




樹林帯の中にも赤テープは続いていて、結構な間隔で木の幹にスプレーが吹いてあるが、白色のスプレーが全部垂れていてあまりきれいではない。赤テープ通りにトラバースしながら進んで行くと尾根に出た。
ここからは横峰古墳群と呼ばれ円墳(2号)と前方後円墳(1・3号)の古墳が尾根上に続いていく。




YAMAP上ではこの3号古墳の辺りが横山になっているが、山頂標が見当たらない。遊歩道になっている竜王山と違って、ここまではあまり手が入られてないのかと思いながら周りをウロウロ見渡してみると、3号古墳と書かれた案内板の後ろの木に山名標が掛けられたいた。


横山から大原はコースタイム通り直ぐだった。二股になった場所がちょうどYAMAPの地図では大原になっていたが、ここでもウロウロ探してみても見当たらない。すると二股になる手前の木に巻かれた黄色いテープに矢印をして大原と書いていた。南からくると二股の左に進んで行くと鉄塔広場になった。ここでは鉄塔の右わきの木に小さな山名標が掛かってあった。




以前にWOC登山部で来た時はここから更に先に進んで崖のような所を登ったような記憶があるのだが、今日は時間も時間なのでここから折り返して戻って行く。この大原と手前の二股の辺りは何かの保護なのか、ずっとテープで囲ってある。二股まで戻って南に歩いていると一ヵ所だけ間違えそうな場所がある。ここでは広い右手ではなく左に進むともと来た道になる。



この尾根はとにかく赤や黄色のテープに白や赤のスプレーと、何もこんなにもと思うくらいの間隔で続いている。少しまた小粒の雨がちらちらと。速足で横山、竜王山へと戻り今度は急坂の下りとなり、九十九折れのコンクリート道を下って行く。



往路では気が付かなかった鉄塔広場へと脇道を入ると、大きな大きな鉄塔。今まで見てきた四国中央幹線なみの大きな鉄塔。


さらに下って行くとその送電線が2列に並んで坂出の番ノ洲に向かって続いていた。高松道を西から高松へ向かって走っていると目にする鉄塔群だ。
スタートから約1時間30分で駐車場まで戻ってきた。雨は止んで青空にはならなかったが曇りの空の下、せっかく温泉でさっぱりしたのに、背中にはしっかり汗を掻いていた。まぁでもこんなお手軽さが里山の良さかもしれない。

